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8月31日はこれ以上無いって程の猛暑日だったけど,こんなものに行ってきた。→日本の航空技術100年展(所沢航空発祥記念館)

零戦来日

ふとしたことから知った,なんと「零戦来日」の噂。零戦といえばWW2時の有名戦闘機だし、あとはすごく個人的なことだけど『ゼロの使い魔』にも登場してくるしで、ついつい気になったのである。毎日インターンやらサークルやらで時間が取れなかったんだけど,最終日にしてなんとか顔を出すことができた。

特設展の詳しいことは上のサイトを見てもらえればいいんだけど(繰り返すが零戦展示は8月で終了している),『風立ちぬ』でいきおい有名になった嫌いのある零戦と堀越二郎を扱っている。堀越二郎の生い立ちと,零戦並びに帝国海軍航空機の開発についてが大きく場所をとって展示されている。

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最寄り駅の「航空公園」とは西武新宿線で所沢から1駅のところにある田舎町。防衛医大もあるね(知り合いがいるはずだけど,特に連絡は取らなかったな……)。割かし家から近いこともあり,開場の9時半にちょっと遅れて40分頃に到着。結構駅から歩いたのだが,そのあいだにも汗でぐっしょり。これは猛暑だ。

猛暑の中息をのんだのが,入場チケットを買うための列が既に屋外にまで及んでいること。炎天下という言葉も生ぬるい程の熱気の中で30分程並び,ようやくゲットしたチケットが右の写真。いくつか入場券にも種類があって,

  1. 零戦観覧券(¥1,000)
  2. 零戦観覧券+映画(¥1,300)
  3. 常設展のみ(¥500)
  4. 常設展+映画(¥800)

などとさまざま。まあほとんどの人は1.か2.なんだろうけどね。ちなみに私は2.ですよ。映画は300円で,安かったからね。この「映画」っていうのは2種類あって,堀越二郎に関する映画と,宇宙兄弟などのアニメ映画(短編)にわかれる。10:20,14:20開始の回は堀越二郎ので,12:40,16:00の回はアニメ映画。チケット購入の時点で10:20の回は売り切れていたので,14:20のチケットを買ったわけだね。本当は10時の回が良かったけど,観られないよりずっといい。

さて,実際の展示会場に入る。 入ってみると,広い会場の地面から天井までが航空機で埋め尽くされている。勿論零戦だけではなくって,陸自の輸送機とか様々である。順路の右側には最初日本航空機の発展概要があったあとは,零戦会場までは統一して堀越二郎の生涯をたどるパネル展示や遺品のガラスケースが軒を連ねる。

午後になると人が増えそうだ,ということで,さっさと零戦会場に入ることにした私。なぜだか知らないがちょっと震える。

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見よ,この勇姿。

洗練された機体ってのはこういうのを言うんだろうね。堀越二郎が細部に至るまで徹底的に軽量化を図った結果としての美しい機能美が,ここにはある。

現存する,「自機のエンジンで飛行可能な」零戦として唯一の,零式艦上戦闘機52型61-120号。米軍,そして日本において何度か塗装し直されてるため,年季を感じさせないなんとも綺麗な機体であることよ。こういうことを言うと不謹慎かもしれないけど,昔の兵器というのはやはりロマンが詰まっている。それはどうしたって自軍の,文字通り生死がかかった戦いの運命を分かつものだという技術の粋を集めるに十分な理由だったり,軽々と一個人の力量を越えていく圧倒的な火力だったり航空力といったステータスもさることながら,それでいてこれらは確かに「人間」の手によって動いていたという倒錯した愛情だったりするのではなかろうか。

その意味において,(私なんてど素人もいいところだが)現代兵器は少々味気ない気がしなくもなく,本当に不謹慎な話だと思うがロマンは感じにくい。兵器に人間性があったとは言えるはずもないが,場違いな回顧厨として,零戦を眺めるのは胸に来るものがあった。

さて,私の雑感は以上にして,写真ギャラリーにしよう。

まあ凄い数の人だね。ていうか私もこの中の1人じゃん。そりゃ混むわ。

係の人に訊いたら「人が増えてきたら入場制限とかかけるかも」と言われたから入場したけど,この程度なら写真も撮れる。うまくがんばれば人が映り込まないように撮れたしね。ちなみに何度も入場できたので,このあともう1回入場しました。その時は写真は控えめにして,壁の展示とかじっくり見たり,機体を舐め回すように見てた。

やっぱりラーメン

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さて一通り館内を見終わってみると12時。映画が14時だから……2時間暇になってしまった。こんなことならもう少し早起きして10:20の回を奪取すればよかったかと思うも後の祭り。調べると付近にラーメン屋があったので,散歩がてら少し遠出をして食べにいくことにした。

行ったのは横浜ラーメンの「伝家」というお店。

大きな地図で見る

めちゃんこ暑い中,めちゃんこ味の濃いラーメンは癒やしであります。美味です。零戦見学に来たと思われる親子連れもいたりして,とっても繁盛してた。

再びの零戦と映画

そのあと航空発祥記念館に戻る。随分と遠回りに行ったり来たりしたので,この辺でちょっと気持ちが悪くなる。どうでもいいけど,家に帰ってからは目眩がひどくてずっと寝てましたww

まだ時間が1時間弱ほどあったのでもう一度零戦を見る。壁のパネルより。

このパネルの前に,戦争経験者と思しき爺様2人組がいてね,ちょっと聞き耳を立てさせてもらったんだけど片方は海軍経験者っぽくて海軍航空機の解説をしてた。さすがに詳しい話までは聴いていないんだけど,やっぱり零戦は確固たる兵器なんだなあと思った。日本という立場から見れば零戦は名機なんだろうが,それで何百人ものパイロットが実質的に救われたのだろうが,兵器であることは変わらないよね。そしてまた,そういう戦争体験は口頭で語られても伝わらなくって,結果ただ兵器の圧倒的な魅力(つくづく人間って罪深い)に,展示に顔をつっこんでしまう私のような若輩もいるわけだ。ちょっと,申し訳なくなる。

そして映画。案の定満席御礼で,チケット買えて良かったと思い直す。

内容は堀越二郎の遺品が甥の方から寄贈された,とか,堀越二郎の長男の方にインタビューしてみた,というもの。特筆すべき点はない映画だったけど,1つのコンテンツとして,展示として面白い内容だったのは間違いない。

帰路へ

長居をしたけれど,熱中症の疑いあり,疲れたのでこれにて帰ることに。

ここ,所沢は航空発祥の地なんだそうで。ここら辺の経緯は常設展にて詳しく展示されていた。このエントリでは省いてしまうが,それなりに興味深い。まあ,零戦主体の記事と言うことでご勘弁願いたい。

それでは長文お読みいただき,ありがとうございました。

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